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  • 執筆者の写真Simon Yoh

神の愛し子は生まれたもう


2021.12.12

誕生したばかりの幼子イエスを初めて抱き上げたとき、父ヨゼフはどのような気持ちだったろうと考えることがあります。

嬉しさのなかに、何となく割り切れないところがあったのではないかと思うのですが、聖家族というタイトルで絵を描くときは、その辺のヨゼフの“心の揺れ”にこだわる必要は無いでしょう。

私にとって聖書の中の出来事をモチーフにして絵を描くことは終わりのないテーマですが、中でも「聖母子」と「聖家族」は良く取り組むモチーフです。

聖母子の場合は幼子に対する母マリアの、聖家族の場合は父ヨゼフと母マリアの大きく深い愛情を、力強く表現しようと思っています。

【S273】「神の愛し子は生まれたもう」 Art Days 2012


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